研究紹介 ・研究室紹介
心理計量学、テスト理論をベースに、Likert法に関する研究、QOLに関する研究、大学入学者選抜に関する研究などを行っています。さまざまな領域と共同研究を行っています。
外部資金を用いた研究はこちらをご覧ください。
Likert法に関する研究
質問紙法で頻繁に用いられるLikert法の研究がメインです。Likert法では選択肢の「1. あてはまらない」〜「5. あてはまる」といった選択肢間の心理的距離が等しいことが期待されます。その心理的距離をItem Response Modelを用いて数値化する方法を提案しています(Wakita et al., 2012)。
どのような質問紙を作成するべきか、いかに回答負担を減らすか、どのような尋ね方をするべきかも考えています。質問紙に対するコメントは得意です。
医学領域(QOL評価)に関する研究
開発に係わったQOL尺度リスト
Japanese Epworth Sleep Scale | 眠気に関する尺度 |
ASI-7 | 腹水に関するQOL尺度 |
Health related Hope Scale | 患者の希望に関する尺度 |
教育評価、大学入学者選抜に関する研究
中学校、高等学校における動機づけや学習に関する調査研究、高等学校の調査書記載事項と大学の学業成績の関連などを検討しています。また、関西大学内における入学者選抜に関する検討などを行っています。
教育心理学関係(動機づけ、科学リテラシーなど)
Super Science High school (SSH)、Super Global High school (SGH)、World Wide Learning (WWL)実施校における科学的リテラシーなどの測定をしています。また、動機づけを専門とされている研究者とともに、中学生・高校生の学習に対する動機づけの研究を行っていました。
その他
- をくだや技研様と共同で、リハビリテーションの効果測定を行いました。成果を全国介護老人保健施設大会(第29回大会)にて、「足踏み式車いすを使用したリハビリがQOLに与える影響—ジョイフムによるリハビリと通常のリハビリとの比較」(共著)を発表しました(平成30年10月)。
現在所属している大学院生のテーマ
D 看護臨地実習における検討
D Likert法における社会的望ましさの検討
D 摂食行動等に関する検討
M 小中学校の通常学級における発達障害児童と定型発達児童の交友関係について
大学院修了生の研究テーマ
2021年度
D 大学生のイラショナルキャリアビリーフと就職活動との関連(博士学位論文)
M 中学生時の家族機能と親のうつ傾向が大学生の精神的健康に及ぼす影響(修士学位論文)
M ゲーム依存傾向を持つ大学生の対人関係スタイルと精神的健康についての検討—大学生のインタビューを通して—(修士学位論文)
2020年度
M Likert法における社会的望ましさの統制に関する検討(修士学位論文)